| 大門: |
坂井社長は学業を終えてすぐにこの業界にはいられたのですか。 |
| 坂井: |
ええ。まずは大手石材店にて修行させて頂いて、3年前に父と代表を交代しました。もともと父は職人で、ただ良い物を作ることだけに尽力していたのですが、私の代になり、会社としてもより販売へと力を入れ始めるようになりました。 |
| 大門: |
今は良い物を作っても営業力がないとなかなか広げることができませんからね。どの辺りまで範囲を設けてらっしゃるのですか。 |
| 坂井: |
関東全域ですね。その地方ごと、またそのお墓の立地ごとにも作り方が違いますし、もちろん石のサイズもひとつひとつ違うものですから、最低4〜5回はお客様のところへ足を運んで直接ご相談させて頂きます。やはり、日本人はご先祖様へのお気持ちも深いものですいので、そのお気持ちの流れを汲んでご提案しなければいけませんから。 |
| 大門: |
わかります。私の父もお墓ができた時は泣いて感激していましたよ。ところで、非常にいい石を扱っていらっしゃると業界でも評判だとか。 |
| 坂井: |
石というのは山から採ってくるのですが、同じ山でも採る場所によって大きく違いが出てきます。最近は中国の石を扱うことが多いのですが、私は必ず現地まで出向き、原石を自らの目で見て選んでいます。そのため、同じ値段でも最も材質の良い部分を提供することができるのです。品質の良さが他社との差別化であると考えていますが、石を名前だけ見て大量に仕入れている業者とは全く違うものを提供しています。私が仕入れた石を見た大手石材店さんから、石を譲って欲しいと言われたこともありますよ。 |
| 大門: |
なるほど、それは長年石を見てきた坂井社長の目利きがあってこそなのでしょうね。 |
| 坂井: |
そうですね。後は加工する工場選びです。とにかく品質にはこだわり続けてきました。同じ品質なら関東で一番安いと断言できます! |
| 大門: |
しかしそこまですると普通以上にコストが掛かりそうなものですが。 |
| 坂井: |
なぜこれほどまでに安く提供できるかというと、私のいとこが石材の輸入会社をやっていますので、そのルートを使うことができるということと、広告や人件費、場所代などで無駄なコストは使わないというのがその理由ですね。ここだけの話ですが大手さんの半額近くで手がけていますよ。 |
| 大門: |
半額ですか!そんなに違うものですか。 |
| 坂井: |
よく驚かれます(笑)。他にこだわっている点としては耐震構造ですね。うちのお墓は倒れないんです。これは特許も申請しているのですが、簡単に説明いたしますと、強力な接着剤の原液で石を貼り付けているんです。更に耐震ボンドで底を巻くようにし、中心には耐震棒が入っています。あとは基礎が重要になるのですが、地番がゆるいところですと2m以上ある杭を打ち込んで、基盤を造っておいてからお墓を立てる。他にも様々な工事の仕方があるのですが、現在考えられるすべての技術と方法を駆使して施行しています。 |
| 大門: |
しかしお墓というのは非常に特徴を持った商売ですよね。二度買う人はまずいないですし。 |
| 坂井: |
長く残るものだからこそ、アフターフォローにも力を入れています。次の仏様が入られる際には手続きなどのバックアップもさせて頂きます。その他に当時のオリジナルとしましては、法事の時などにお墓を少し華やかにデコレーションさせて頂いたりもしているんですよ。
例えばガーデニング形式の祭壇をサービスで製作するなど、なるべくそのお家の宗教に近いものを。他ではまずやっていないことですので、それがすごく喜んでいただけます。 |
| 大門: |
社長業としても、ちょうど〈石の上にも三年〉目ですし、坂井社長にとってさらに飛躍の年になるように陰ながら応援させていただきます。がんばって下さい。 |